昆布の栄養価 効能

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四方を海に固まれた日本では、昆布やわかめなど海藻類とのつき合いがうまく、暮しの冠婚葬祭にもいろいろと取り入れてきました。長寿県、沖縄ではなんと昆布の消費量が日本一との結果が出ていますから、長生きと昆布は大いに関係があるといえましょう。

日本が昆布を利用しはじめたのは、奈良時代といわれています。実に長い歴史のある食べ物なのです。また、日本のように日常的に利用している国はまれで、特に中国の奥地やアメリカ内陸部などでは見たことすらないのです。ですからその地域では、ヨード不足による甲状腺腫、粘液水腫が問題になったそうです。

以来、西欧でも昆布に対する研究が進み、最近では昆布中の種々の成分が水腫、高血圧に効果があることがわかり、注目され食卓にのるようになってきたわけです。

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昆布の成分は、糖質、蛋白質、ビタミン、ミネラルなどですが、ヨードは特筆すべき成分です。このヨードは甲状腺ホルモンの分泌を促して、新陳代謝をよくする働きがあります。また、近年注目された血圧を下げる成分は、アラニンで、血中コレステロール値を下げることから高血圧、動脈硬化に効果があります。うまみ成分のアルギン酸は多くの繊維質と一緒に腸の働きを助け、便秘に効用をもたらします。

なかなか薬効のある食べ物というわけですが、だしに使用するほかは昆布巻き、おでん種、つくだ煮ぐらいで、もう少し料理レパートリーを増やして食べたいものです。

昆布を使うとき、表面についている汚れのような白い粉をふき取るわけですが、これは、グルタミン酸とマンニットですから、洗い流さずに、必ず乾いた布でふき取るようにします。だしには、昆布の繊維に対して垂直に2~3か所切れ目を入れておくとうまみがよく出ます。

さて、だしをとったあとの昆布ですが捨てずに利用を。短冊切りにし、水をたっぷり加えてよく煮、しょうゆ、酒、みりんで味をつけ、さんしょうの実を加えて煮含めます。

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高血圧には粉末にして

昆布の粉末としては昆布茶が市販されていますが、これはかなり塩分が強く、血圧の高い人には逆効果ともなります。
血圧の高い人は乾燥した昆布をミキサーなどで粉末にしておき、これを利用するといいでしょう。この粉末を一日3回3~5gずつ、このまま飲むか、あるいはお湯に溶かして飲みます。昆布成分の働きで、3か月くらいすると、血圧も下がってきます。ぜひ試してみて。

慢性気管支炎に湯通しで

昆布は気管支炎、暗息にも効き目があることが知られています。特に老人の慢性気管支炎に効果ありです。
昆布を洗い、3~5cm幅に切り、これをお湯に入れて少しやわらかくします。あまりくたくたにしてしまわないように。これに、ほんの少し砂糖をまぶして食べるのです。朝晩大体3~4枚くらいずつです。これで気管支炎が治まってくるでしょう。

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