さんしょうの栄養価 効能

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「さんしょうは小粒でもぴりりと辛い」といわれるほど、ほんの少量でも香辛料として効果のあるものです。吸い物、みそあえ、木の芽あえ、七味とうがらしなどさまざまに使われています。
さんしょうは漢方では、〝蜀椒″と呼ばれ、健胃、駆虫、利尿、消炎などの薬用にされています。

薬効成分として利用されるのは実ですが、葉は料理に、木は調理道具などに、すべてが使用されるものです。
さんしょうの薬効としては、胃腸を温めて食欲を増す、防腐作用、消炎、利尿、鎮痛、風邪、虫下し、漆かぶれなどに効果があります。さんしょうの実として生のものは市販されていませんので、家に庭があれば木を植えるなどして育ててもいいでしょう。また、スパイス用として、種を除いた乾燥の実がありますから、薬効的使用にはこれを用います。

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腹部がはったとき

胃腸が冷えて、調子がおかしいとき、特にガスがたまってしまい、おなかがはってしかたがないというときには、さんしょうの実が効果的です。
さんしょうの実3gを400ccの水で半量になるまで煎じ、この煎じ液を一日3回、おなかのすいたときに飲みます。さんしょうは胃腸を温めますから、徐々に効果が出て、冷えが治まり、痛みなどもなくなります。
また、おなかや身体が冷えで痛むときには、さんしょうの実5~10gを加えたおかゆを炊き、これを熱いうちに食べるようにします。

暑気あたりの熟には

夏の暑さで、発熱と下痢が生ずることがあります。一般的には暑気あたりと呼んでいるものです。こんなときにもさんしょうが効きます。
さんしょうの実2gを水200ccに入れ、半量になるまで煎じ、この煎じ液を飲みます。一日3回、おなかがすいたときに飲むと、熱が下がり、下痢も治まってきます。

魚や肉の臭み消し

さんしょうにはにおいを消す作用と同時に、防腐作用もありますから、魚や肉の食中毒予防をすることができます。肉や魚を煮るときには、さんしょうの実を5~10粒ほど加えるとにおいも消えて、保存もある程度可能になります。実がないときには葉を利用。煮上り間際に加えます。
こうした作用を利用して、魚料理には木の芽として葉が添えられています。

ぬかみそにさんしょう

ぬかみそは毎日かき回していないと、傷みが早くなります。さんしょうの実、あるいは粉末のさんしょうを加えておくと、防腐作用が効き、傷みにくくなり、また虫もつきにくくなります。夏の暑いときには、忘れずに。

木の芽の保存

庭にさんしょうの木がある家は、いつも新鮮なものが使えて重宝です。八百屋で購入したものは、鮮度が落ちないように、保存法に工夫したいもの。
小さなガラス瓶に水を含ませたカット綿を入れ、そこに木の芽を入れ、冷蔵庫で保存すると、4~5日は大丈夫です。

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