にんにくの栄養価 効能

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疲れたときに飲むドリンク剤には、ほとんどにんにくが配合されています。いまや、にんにくは疲労回復剤の代名詞ともいわれるほど、ポピュラーな野菜です。

中近東が原産地で、日本には10世紀ごろに中国から伝えられたといわれています。日本名を〝忍辱″といいましたが、それは、薬効のためには、お坊さんでもあの強烈なにおいを耐え忍んで食べるほどであったことからつけられたそうです。いかに、にんにくの薬効が強力か、想像できるようです。もちろん、この薬効については、エジプトやギリシャ、ローマなどでも古くから知られていて、〝においバラ″とか〝農民のための万能薬″などと呼ばれ、薬用に使われたそうです。ローマ兵士が出陣する前に食べていた、エジプトのピラミッド建設に働いた人々には元気のもとだったなどのエピソードが、にんにくの薬効を物語っているといえます。

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そのにんにくの薬効ですが、まず、抗菌作用があげられます。強烈なにおいの成分である硫化アリルの一種、アリシンにこの働きがあります。ですから、風邪、気管支炎、腹痛などに効力があるのです。

また、心臓を強くし、毛細血管拡張にも働きますから、動脈硬化予防や高血圧などの薬効が期待できるわけです。さらに、内臓を温めて胃腸を丈夫にするので、冷え性にも効果ありです。
そして、忘れてならないのが疲労回復効力です。これは、にんにく成分のスコルジニンによるもので、強壮作用も含んでいます。

野菜としての栄養をみても、ビタミンB2、C、リン、カルシウム、カリウム、鉄分、糖質、蛋白質が豊富で、本当に効力がぎゅっと詰まった食べ物というわけです。網袋に入れて、台所につるしておく常備菜の代表といえましょう。

風邪には煎じ液

身体を温め、発汗させる作用がありますから、風邪かな、と思ったときにはすぐに煎じ液を飲むことです。
にんにく、しょうがをそれぞれ15gほど水200ccで半量になるまで煎じます。この煎じ液に、ほんの少量のざらめかはちみつを入れ、あつあつを飲みます。身体の中から温まりますので、これは風邪の特効薬です。にんにくが苦手な人は、ちょっと減らすといいでしょう。

冷え性にはにんにく酒

温めても手足がいつも冷たい、という冷え性タイプの人は、にんにく酒で血液の循環をよくしましょう。ほんの少量飲むだけで身体が温まり、手足もぽかぽかしてきます。保存ができますから、作っておいてはいかが。
にんにく6個は皮をむいて小片に分けます。果実酒用瓶に入れて、氷砂糖200g、ホワイトリカー1ℓを注いでふたをし、そのままおきます。早くて5~6か月くらいから飲めるようになりますので、お湯で割って、盃に1~2杯ずつ飲むようにします。

動脈硬化予防に酢漬け

血液浄化作用がありますから、常食すれば血中コレステロールが下がり、脂肪も減るでしょう。高血圧や動脈硬化が心配な方に。 まず、つけ汁を用意します。米酢200ccにはちみつ30ccを加えてよく混ぜ合わせ、この中ににんにく5個の皮をむいて、小片に分けたものを漬け込みます。そのまま2週間くらいで、出来上がります。一回2~3片くらい食べるといいでしょう。つぶして漬け込んだものはさらに効果的。

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疲労回復にはちみつ漬け

にんにく成分のアリシンが、エネルギー源である糖質の代謝を高めますから、疲れたときにはにんにくを食べると元気が出るというわけです。
そのまま焼いて食べるのもいいのですが、はちみつ漬けなら、苦手な人にも向いています。にんにく10個の皮をむき、小片に分け、それを器に入れ、はちみつを漬かるくらいに注ぎ、このまま冷蔵庫に保存。5~6か月くらいすると食べられます。一回2~3片食べます。苦手な人ははちみつにお湯を加えて飲みましょう。

腹痛にはにんにくがゆ

おなかが痛いとき、下痢をしたときにもにんにくです。おかゆを作るときに、生のにんにくの小片を1個入れ、そのまま炊いておかゆを作ります。にんにくはゆっくり煮上がりますから、おかゆと一緒に食べます。

うおの目、たこにスライスにんにく

ちょうどぴったりの大きさににんにくをスライスし、患部にはり、乾いたら取り替えます。スライスが大きすぎると、正常な皮膚も刺激しますから気をつけて。

にんにくのにおい消しに

牛乳、チーズ薬効成分のアリシンは、またにおいの成分でもあります。においを消すには、食べたあとすぐに牛乳やチーズなどを食べること。アリシンが蛋白質と結びついてにおいは消えるはず。パセリ、卵などでも効果ありです。

知っておきたい使用法

食べすぎはかえって逆効果に。胃腸の弱い人、胃潰瘍の人、目の病気の人、肝臓のよくない人は特に注意です。食べる量の目安は、一日3個ぐらいまでに。

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